「根端にあるのは『協力』だと思います」。コミュニケーションを重んじる、営業部新リーダーの流儀とは
『粋』スタッフたちは普段どのようなことを考えて誌面を制作しているのか?その姿に迫る粋web限定企画「スタッフに訊く!」。
#5では、会計や渉外を通じて『粋』を支える「営業部」の新リーダーに今年度から就任したたろげんが登場。『粋』に入部したきっかけから編集者生活における信念まで、ありありと語ってくれました。聞き手は企画部の村尾でお送りします。
スキルアップを図りたい!そんな時に出会った『粋』
―そもそも、『粋』に入ろうと思った理由は何でしたか?
大学に入ったら、コミュニケーション能力を磨きたいな、と漠然と思っていました。そんな折に大学の新入生歓迎イベントに出向いたときに『粋』のブースもありました。そこでは実際に過去号の配布も行われていて、手に取って「凄い!」と思いましたね。さらに、その場でスタッフにどのような仕事があるのか尋ねたところ、営業の仕事もあるということを教えていただき、かねてよりの目標だったコミュニケーション能力の向上もできると思い、入部を決めました。
―これまでスタッフとして活動をしてきて感じたことはありましたか?
1つ意外だったことが、フランクな環境です。冊子を作っていると聞いたときはもっとガチガチというか、きっちりとした環境をイメージしていたのですが、適度にメリハリの効いた、フレンドリーな雰囲気だったので、そこは思っていたのと少し違いました。
「成り行き」での就任と、芽生えた責任感
―営業部長になった理由はありましたか?
3人いる営業部の同期と相談して自分が引き受けることになりました。そういった意味では「成り行きで決まった」と言っても過言ではないのですが、もともと「誰かがやらなきゃいけないことを、誰もやりたがらないのならば、それは自分がやろう」という信念を持っていたので、特に抵抗はありませんでした。
―もうすぐ営業部長として初めて関与した号の制作が終わろうとしていますが、初めて編集長という立場で『粋』を制作してみて、どうでしたか?
もともと仕事は分担されていたので、今までからガラリと変わった、ということはあまりなかったのですが、責任感は生まれましたね。特に営業部長は財務管理を任される役職になるので、そこは『粋』の信用のためにも妥協なくこなさないといけないですからね。
全体的に上手く回っているとは思いますが、課題もいろいろ見えてきました。仕事の分担の見直しなど、これから改善できる点についてはいろいろと模索していきたいと思っています。
―誌面を作るうえで、一番大切だと思うポイントは?
まずは、失礼のないようにすること。1つの無礼・失言がそのまま契約の破棄、ひいては『粋』の信用の失墜につながりますからね。神経を研ぎ澄ませて仕事に取り組んでいます。
そのうえで、相手の真意を汲み取ること。場合によっては字面通りに解釈するとやりとりがうまくいかないケースもありますから、そこで臨機応変に振舞えることは大事だと思いますね。
もっともっと、営業部を盛り立てたい
―『粋』のスタッフとしてフリーペーパーを創ることの醍醐味は何だと思いますか?
醍醐味は、コミュニケーションを取りながら制作を進めていく過程にあると思います。例えば校正1つを取っても、原稿やデザイン案を見て思ったことを的確に言葉にすることを試されますよね。そうして意見を言葉にすると、「じゃあ、こうしてみるのはどうかな?」といった具合にコミュニケーションが生まれてくる。その過程は純粋に楽しいですし、成長できる。そこは醍醐味と言えますね。
営業もそれに近いところがあります。取引先の方と如何にコミュニケーションを取るか、と模索する中で成長ができる場所だと、僕は捉えています。
―これからの編集者生活の展望はありますか?
営業部長としては、営業部をもっと盛り立てていきたい(笑)。まだまだ人数が少ないので、新入生の方々にはぜひぜひ入ってもらいたいですね。
また、現在契約いただいている店舗は、どちらかというとお高めというか、敷居の高い雰囲気の店舗が多いので、これからはリーズナブルな価格で楽しめる店舗や、ユニークなメニューを楽しめる店舗との契約も拡大出来たらな、と思っています。
―あなたにとって、『粋』とは何ですか?
やはり、コミュニケーションを重んじなければいいものは作れないと思うのですが、その根端にあるのは「協力」だと思います。だからこそ、これからも協力を大切にして作っていきたいですね。
仲間に、読者に、伝えたいこと
―スタッフの仲間たちに伝えたいことはありますか?
スタッフの仲間たちとはもっとコミュニケーションがとりたいですね。あとはもっと対面で構成ができたらいいなと思います。パンデミックの状況など、難しい点はありますが、その中でも幹部の一員としてできることをしていきたいですね。
―読者に伝えたいことはありますか?
まず第一に、『粋』を読んでいただき本当にありがとうございます。
営業部長としては、「STORE GUIDE」のページにあるクーポンを是非使っていただけたら嬉しいですね。見落とされがちだと思うのですが、15%って結構大きいと思うので、そこで「粋クーポンで行ってみようかな」と思っていただければ、営業部長として冥利に尽きますね。
インタビューを終えて―聴き手・村尾のひとこと―
「スタッフに訊く!」担当者よりお知らせ
当連載では、内容の向上や今後の企画の参考とするため、読者の皆様にアンケートへのご協力をお願いしております。『粋』は読者の皆様のご支援があってこそ成り立っており、皆様の感想は我々スタッフ一同にとっても大きなモチベーションになっておりますゆえ、ぜひとも感想をお聞かせいただければと思っております。よろしくお願いいたします。