こんにちは。編集長の堀田です。
この頃はすっかり暖かくなり、なんだか初夏のような気候ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?
ひろむ君がフランスに行った記事を書いていたり、ぴかりんがオーストラリアに行った記事を書いていたので、僕も自身の留学について記事を書いてみようと思いました。少し前の記事で書きましたが、僕は3月に2週間ほどケンブリッジ大学に留学に行ってきました。そんなに大した内容ではないですが、興味のある方はぜひ読んでみてください。
University of Cambridge
ケンブリッジ大学?なにそれおいしいの?という方のために、ケンブリッジ大学がどのような大学か軽く説明しておきます。(さらに詳しく知りたい方はWikipediaをご覧ください)
ケンブリッジ大学は、31のカレッジから成る、1209年設立のイギリスの総合大学です。アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィン、ジョン・メイナード・ケインズ、ジェームズ・ワトソン等の著名な人物を輩出した超名門。ケンブリッジ大学が輩出したノーベル賞受賞者数はおよそ100人で、世界中の大学で最多の実績を誇ります。まぁすんごい大学です。
800年以上もの歴史を持つ大学であるケンブリッジの街は、それはそれはとても綺麗でした。
到着した日は、ケンブリッジでは十数年ぶりの雪が降っていました。
街中にカレッジが散らばっており、どのカレッジもとても美しく歴史があるものばかりです。
超名門トリニティカレッジの門には門番がおり、文字どおりトリニティ所属以外の人々を門前払いしていました。
個人的に最も美しいカレッジだと思うのが、キングスカレッジです。こちらも言わずもがな超名門。
僕がお世話になったセントジョンズカレッジ。いやぁとても綺麗でした。戻りたいです。
学生との交流など
僕は今回、ケンブリッジ大学へ名古屋大学からの交換留学生として訪れました。なのでケンブリッジ大学にも7月に名大を訪れる学生がいて、今回のケンブリッジでの滞在では、彼らが街や大学を案内してくれ、多くの時間を共にしました。
イギリスは食事が美味しくないというけれど、僕が食べたものはどれも美味しかったです。
セントジョンズカレッジの食堂、バッテリー。
朝昼晩、このカードを見せれば僕らはすべて無料で食べれました。
パンティングをしたり、
教授宅に招かれアフタヌーンティーをしたり、
週末にはロンドンへ遊びに行ったりと毎日が充実していました。
フォーマルディナー
個人的に、今回のケンブリッジ大学での滞在で最も印象的だったのが、半世紀近くの歴史をもつホールでほぼ毎晩行われているフォーマルディナーです。僕はこのフォーマルディナーをハリポタディナーと呼んでいます。
学生やフェローたちが正装をし(彼らはケンブリッジの者だけが着ることが許されるガウンを着用)、電子機器が使えない厳かな雰囲気の中でコースディナーや会話を楽しみます。
僕は二度このフォーマルディナーに出席しました。大学の中でこのような伝統的なディナーが毎晩のように行われているなんてほんと驚きです。実際にこの場に来なければ、このような世界があることすら知らなかったでしょう。
このようなフォーマルディナーは、おそらく世界中どこを探しても、たとえハーバード大学やスタンフォード大学に行こうとも経験できないと思います。
伝統的なフォーマルディナーを毎晩行なっているのは、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学といったイギリスの歴史ある大学だけです。
ケンブリッジ大学のすごさを再認識
僕らのケンブリッジ滞在中に、かの有名な理論物理学者であるスティーヴン・ホーキング博士がなくなりました。
博士のお部屋です。
非常に悲しい出来事でしたが、このことを通してケンブリッジ大学の偉大さを再認識し、改めてこの場に来る機会を得ることができたありがたみを感じました。
ちなみに僕が滞在したセントジョンズカレッジは、ホーキング博士を題材にした映画『博士と彼女のセオリー』の撮影地だったので、帰りの飛行機でその映画を観ながら懐かしんでいました。
最後に
今回の留学は学内での選考がありました。まずは一定以上の累積GPAを有し学業優秀でなくてはならず、その後英語のエッセイを提出します。エッセイが通ると、英語でのグループ面接です。面接会場へ早く着いた時、前の留学生グループ(留学生も対象なんです!)が面接を行なっているのを聞いて、あぁ自分はなんて場違いな所に来てしまったんだ、面接の場で恥をかくならいっそ帰ってしまおうかと本気で思いましたが、なんとか粘ってよかったと今では心から思います。
ほんとに短い時間でしたが、ケンブリッジ大学へ行けたことはとても光栄なことでした。今回の訪問は、自分の視野を広げてくれ、今後の自分の人生において糧になってくれるものだと思います。また興味がある方がいらっしゃいましたら、なんでも聞いてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた!