名大・南山生のためのフリーペーパー『粋』 公式WEBサイト

粋スタッフの活動記

フィルムのすゝめ

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はじめまして。少し遅れて8月から粋の写真部に入りました、とんぼです。

高校も写真部、大学でも写真部と粋、ということでカメラを始めてはや4年になりました。「撮っているジャンルは?」と聞かれることが多いですが、ストリートスナップから風景まで。もちろんポートレートも撮っています。広く浅く、なのかな。ほんとは広く深くと言いたいけれど。自分としては自分一人の勝負ではなく、モデルさんとコミュニケーションをとりながら一緒に作り上げていくポートレートが撮っていて一番楽しいです。

さて、今の時代、カメラは一眼じゃなくてミラーレス、という人やiPhoneで満足、という人がどんどん増えています。そんな中で、僕はフィルムカメラを何台も買って使っています。デザインが素敵なのとデジタルよりフィルムの方が愛着がわくのと。何よりも光と化学反応だけで出来上がる色がすごく好きです。

いつもカバンに入っているカメラ オリンパス PEN-EE3

フィルム自体や現像代が年々あがって、今は写真一枚のコストは30円とか50円とかします。現像に出したら最短でも次の日まで待たないといけないし、さらにひと手間かけないとインスタに投稿することもできない。時間がゆっくり流れるんです。でも、生まれた時からデジタルに囲まれて、時間に追われて、大切な何かを見失っているように思える僕たちには、そういうところが逆に新鮮に感じられます。カメラのメンテナンスでお世話になるお店の店員さんとの会話、現像に出すときのちょっとしたやり取り、そういった小さなことがちょっと豊かな時間につながる、と僕は思います。

フィルムって惹かれませんか?

この記事がフィルム写真が気になっている誰かに届いたらいいなと思いながら、僕のはじめましてのごあいさつとさせて頂きます。

これからよろしくお願いします。(写真はさっきのカメラで撮ってます)
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坪内駿弥

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