こんにちは、DTP部長のゆっきーです!
突然ですが、皆さん「フォント」って意識したことあります?
多分何も触らなければ、Wordだったら「游明朝」Excelだったら「游ゴシック」になってると思います。
でもそれを変えてみるとかなり雰囲気が変わるんです!
ということで、『粋』の誌面を3年間デザインしてきた人間が独断と偏見で決めるおすすめフォントをまとめてみました!
そもそもゴシック、明朝って何?
フォントは大きく分けて、明朝体、ゴシック体、装飾書体の3つの種類に分けられます!
明朝体
線の端にはね・はらいがある。
長文に適しているため、本文に使われることが多い
若干フォーマルな印象になる
ゴシック体
明朝体に比べて直線的で、線がほぼ同じ太さ
パッと目に入りやすく、遠くからでも読みやすい
カジュアルな印象になることが多い
装飾書体
遊び心があり、印象が強い
目を引くため、タイトルなどで使われることが多い
印象は様々
この3つのフォントに分けられることを前提に、おすすめのフォントをご紹介します!
ゴシック体
メイリオ
安定ですね。
最初から入っているフォントの中では一番見やすいフォントだと思います。
名前の由来も「明瞭」という言葉だったはずで、まさに見やすさに重点を置いたフォントだと思います。
游ゴシック
Excelのデフォルトのフォントですね。
このフォントはメイリオよりも少し味があって、安っぽさが少し消える気がします!
すっきり、洗練されたデザインを作りたい時におすすめです!
源ノ角ゴシック―フリーフォント
AdobeとGoogleが作ったフォントで、このフォントも非常に美しいです。
メイリオほど見やすさに注力している訳ではないのですが、游ゴシックほど味があるフォントでも無く、非常に素直で使いやすいフォントです。
しかもこのフォントの一番の良さは太さのバリエーションがとてもあること!WordやExcelでも文字は太くすることは出来るのですが、機械的に太くしているのでどうしても美しくなりにくいです。その点、元から7パターンある源ノ角ゴシックはどの太さにしてもバランスが取れているので、非常に美しく、使いやすいです!
ちなみに67号の特集は全部源ノ角ゴシックでデザインされてるんですよ!
ロダン ―有料フォント
こちらはメイリオに似た、とても読みやすいフォントです。
ただメイリオよりも若干遊びがあり、読みやすいだけではなく洗練された雰囲気も持たせられるので僕は個人的にはかなり好きです。
中ゴシックBBB―有料フォント
とても独特の雰囲気を持ち、このフォントを使っておくだけである程度洗練されたデザインに仕上がる、DTP的にはとても役に立つフォントの一つです。
ゴシックは割とカジュアルになりがちなのですが、このフォントを使うとどこか大人っぽい印象にすることが出来るんです!
太ゴB101と見出ゴMB31との相性も抜群で、大体セットで使っちゃいます笑
筑紫A丸ゴシック ―有料フォント
一般的に丸ゴシックというともっと丸々とした可愛らしいフォントが多いのですが、この筑紫A丸ゴシックは違います。丸ゴシックらしい可愛らしさもあるのですが、どこか味があって安っぽくならない、非常に使い勝手の良いフォントだと思います。
明朝体
游明朝
Wordのデフォルトのフォントですね。
ただ侮るなかれ、これもとても良いフォントです。
以前はMS明朝というフォントがデフォルトだったのですが、かなり大きくしないと画面上で見る限りあまり美しくないんですよね(詳しく知りたい人はアンチエイリアスで調べてみて下さい)
この課題が解決されただけで、游明朝は素晴らしいフォントだと思います。
長文も読みやすい、非常に良いフォントだと思います
源ノ明朝―フリーフォント
これもAdobeとGoogleが作った非常に美しいフォントです。
例によって太さも7種類あって、その時その時に合わせて使い分けられる便利なフォントです。個人的には細めのフォントが好みですね笑
はんなり明朝―フリーフォント
このフォントは割と独特の雰囲気が出ます。
「ん」や「り」など、平仮名に割と特徴があるフォントで、游明朝などよりもどこかすましたような雰囲気を作ることが出来ます。
ちょっと大人びた印象にしたい時にはおすすめです!
筑紫アンティークL明朝―有料フォント
アンティークの名前の通り、どこか古めかしい印象のフォント。
本文に使うと若干読みにくくなっちゃうんですけど、ワンポイント的な感じで使うと雰囲気が締まるのでおすすめです。
ただ雰囲気が割と引っ張られるので、使う場面は割と選ぶかもしれないですね笑
装飾書体
あんまり頻繁には使わないので、フリーフォントはちょっとよくわからないです笑
なのでご紹介するのが全部有料フォントになっちゃってごめんなさい😭
ぶらっしゅ―有料フォント
YouTuberの方が字幕でよく使っている印象です。
文字も太めでパッと目を引くインパクトは大きいと思います!
ベビポップ ―有料フォント
このフォントより可愛いフォントは見たこと無いかもしれないです。
丸々としていてどこか抜けているような印象すら感じる、愛くるしいフォントの一つだと思います!
ちょっと馬鹿っぽさを足したければ、ユールカも非常に良いフォントでおすすめです!
最後に
僕は今まで『粋』の誌面のデザインをしてきた訳ですが、デザインの世界って本当に奥が深いなぁっていうことを最近つくづく実感しています。そして企画部の子が考えてくれた企画の意図を、完全に読者の方に伝えることもまた難しかったなぁと感じています。
色々と結論が出せていないことも多いですが、もうそろそろ引退の時になります。私達3年生が作る最後のフリーペーパー『粋』68号は2021年1月に発行予定です。無事発行出来た折には是非皆さんお手にとって御覧ください。
そしてちょっと楽しみなのが、私達が引退した後の『粋』です。3年間『粋』を制作してきた私達が純粋に『粋』を読者として読むのは久しぶりのことなんですよね笑
きっとステキな誌面を作ってくれることと思いますので、読者の皆さんもどうぞご期待下さい!