野並駅は,桜通線の鶴里駅と相生山駅に挟まれている.この駅は2011年までは同線の終着駅であったが,徳重駅まで延伸されて途中駅になった.この地名は,鳴海「野」に「並」ぶところ,といった意味合いでつけられたものである.
地上は東海通と中環状線が交差する道路交通の要衝となっており,ロードサイド型の店舗が数多く立ち並んでいる.そこから南に下ると天白川の支流・藤川があり,天白区と緑区の境をなす.さらに先,千句塚公園の脇を東西に旧東海道が走っており,住宅街の小道としてたたずんでいる.
駅より北には相生山緑地があるが,ここを貫くように道路(弥富相生山線)を建設し,道路渋滞を緩和する計画がある.ところが,一部の地権者が環境破壊を理由に反対しており計画が暗礁に乗り上げてしまっている.完成はいつになるのだろうか.