住宅地と観光地の両方の顔を持つ駅
亀島駅は、東山線で名古屋駅の西隣、本陣駅の東隣にある駅である。地名は、「亀が多く小高い丘」という意味合いで、明治期の郡役所が定めた古道・中村郡道が東西に貫いている。
駅の西口は、あたかも「名駅北口」のようにふるまっており、出張・用務で名古屋を訪れたビジネスマンが泊まりそうなビジネスホテルが立地している。その一方で、古くからの住宅地も広がっており、個人商店も散見される。
その一方で、駅の東側には「トヨタ産業技術館」や「ノリタケの森」がある。前者はトヨタが誇る自動車や織機の技術や完成品について学べる博物館である。長久手市にある「トヨタ博物館」とは違うものなので注意が必要である。「ノリタケの森」では、赤レンガの倉庫などを庭園とともに楽しむことができ、冬になればイルミネーションが輝く。その中にあるイオンモールでは、書店が写真映えすることで知られている。