
皆様こんばんは。「THE・今夜も音楽三昧」の時間がやってまいりました。今週もよろしくお願いいたします。
さて、今日は9月9日ですが、日本占術協会が制定した「占いの日」なんだそうです。理由はいろいろあり、ノストラダムスの大予言で世界終末の日が1999年の今日だったからとか、占いは精神を救急(99)するものだからとか、様々な因果が存在すると言います。
そこで今回は、「占い」に関するフレーズをいくつかご紹介しましょう。ぜひ最後までご覧くださいね~。
コイントス:Give us LOVE!
そう、何が変わってゆくだろう? そう、何を見つめていただろう?
コインで占った明日を生きてく それが僕の望む自由さ
「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」(1996年、作詞:黒沢健一、歌唱:L⇔R)
コイントスといえば、2択を選ぶときにその場でパッと決める、簡単な占いですよね。2014年から2020年にかけては、コイントスで指定された内容を実行に移さなくてはならないという恋愛シミュレーション番組も放送されたりしていました。
この「コイントス」がフレーズで取り入れられているのが、音楽ユニット・L⇔Rの最大のヒット作として知られる「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」。月9ドラマ「僕らに愛を!」の主題歌に抜擢されました。「僕らに~」は大失態で会社をつまみ出されたのを機に祖父の運営する下宿の管理人を引き継いだ青年のゴーイング・マイウェイを重んじる生きざまを描いた作品であり、その理想像こそが、この歌に歌われているような、奔放で自由な生き方だったのでしょう。
I’m Knockin’ on your door 続かずに投げ出したDiary
暮れかけてく街並みに君を探してる
抱きしめた痛みから僕が解き放たれなくても
今言える言葉は Just say I love you
「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」(1996年、作詞:黒沢健一、歌唱:L⇔R)

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星占い:当たるもの?外れるもの?
星占いと言えば占いの中でも屈指の知名度と浸透度を誇りますが、皆さんは信じますかね? 筆者はそこまで入れ込んではいませんが、それでも名大図書館前の電光掲示板に出てくる占い(12星座の運勢が☆0~☆3の4段階で出る)が☆0だったりするとテンションは少し落ちますね、やっぱり。
そんな「星占い」はたくさんの歌に登場するのですが、今回はその中から真逆のスタンスで登場するものを2つご紹介。まずはこちら。
大キライだったそばかすをちょっとひとなでしてタメ息をひとつ
ヘヴィー級の恋はみごとに 角砂糖と一緒に溶けた
前よりももっと やせた胸にちょっと “チクッ”っとささるトゲがイタイ
星占いもあてにならないわ
「そばかす」(1996年、作詞:YUKI、歌唱:JUDY AND MARY)
アニメ版「るろうに剣心」の主題歌としてミリオンヒットを記録した「そばかす」。押韻を駆使したりハネモノのリズムを採用したりとポップな印象が際立った楽曲ですが、その内容はガッツリと失恋。それゆえか、バッサリと「あてにならないわ」とぶっ放してしまうわけです。その一方で、「さすがに言い過ぎでしょー」と言いたくなるような扱い方をしている歌もありまして…
よくあたる星占いにそう言えば書いてあった
「今日会う人と結ばれる 今週も 来週も さ来週もずっと」Oh, yeah!
Boy Meets Girl 土曜日遊園地 一年経ったらハネムーン
Fall In Love ロマンスの神様 感謝しています
「ロマンスの神様」(1993年、作詞・歌唱:広瀬香美)
「冬の女王」の異名を持つ歌手・広瀬香美の代表曲「ロマンスの神様」。転調を繰り返す複雑なサウンドに載せられる詞はどこかバブル期のようなイケイケムードを感じさせるラブソングですが、その極致と思われるのがこの歌詞。誇張もいいところだろう!?と突っ込みを入れたくなるような歌詞ですが、情熱的な恋愛をしているときのマインドは実際にこのような感じなのかもしれませんね。

しばしば。それでも、人類が星占いに見向きもしなくなるような日は、きっと来ないのだろう
血液型:どうでしょうか、B型の皆様!?
医学的根拠がなさそうにも思えるものの、それでもついつい気になってしまうのが血液型占い。この「血液型占い」に関して面白い歌を出したのが、「今夜だけきっと」などのヒット曲で知られる大御所バンド・スターダストレビューです。タイトルはずばり、「B型を愛してください」。
血液型の占い選手権 僕はタヌキで出場します
スタートダッシュは調子いいけど ゴール手前でこけてビリッケツ
「B型を愛してください」(2012年、作詞:柿沼清史、歌唱:スタ―ダストレビュー)
同楽曲は2012年のアルバム「B.O.N.D」の収録曲となっており、彼らのキャリアの中でも比較的最新の曲です。スターダストレビューは4人組ですがなんと血液型が全員バラけており、この歌を作詞し歌唱も手掛けたベーシスト・柿沼清史はB型となっています。彼の目線から見たB型のイメージがいかに続きます。B型の皆さん、どうでしょう? 当たってますかね?
気分転換の達人なんです ネガティブすぐに忘れます
お天気屋なんて言われちゃいます そんな僕はB型さ
世間の評価が酷過ぎです 自己中に気まぐれ、責められてます
何型?と訊かれ答えると 何となく空気が重くなります
だけど僕は気にしない むしろB型が嬉しいんです
「B型を愛してください」(2012年、作詞:柿沼清史、歌唱:スタ―ダストレビュー)
ちなみに、 最初の詞に登場する「血液型の占い選手権」には元ネタが存在しており、フジテレビ系列で昨春まで放送されていた情報番組「とくダネ!」内の血液型占いのコーナーと推測されています。同コーナーではA形代表の犬、B型代表の狸、O型代表の熊、AB型代表の狐が様々な種目に挑戦し、その結果が血液型占いの順位と関連している、というものでした。徒競走が行われていた期間も存在し、ゴールで転倒してビリに転落するという流れも実際にあったものです。こういった点まで作りこまれているのはポイントが高いですね。

血液型占いもその1つだと指摘する向きもある。信じたいなら信じても良いじゃん、とも思うのだが
おわりに
というわけで、今回は「占い」に関するお話でした。
人によって信じる・信じないはいろいろだと思いますが、一番大切なことは「ほどほどに嗜む」ことなんじゃないかなと思います。結果がどうであれ、自分の中に「イケる!」という信念があれば、案外何とでもなっちゃうんじゃないかな?と思うことがあります。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」なんて言葉もありますしね。
それでは今週はこの辺で。また来週お会いしましょう~。
作者よりお知らせ
当コラムでは、内容向上などの参考とするため、読者アンケートを行っております。ぜひとも感想をおきかせいただければと思っておりますので、以下のURLより回答をよろしくお願いいたします。所要時間は1~2分程度です。
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このコラムで紹介した楽曲のプレイリストを用意しました。LINE MUSICで聴くことができます。以下のURLからアクセスしてください。次回以降の紹介曲についても順次公開していきますのでよろしくお願いします。
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