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スタッフに訊く!

【スタッフに訊く!】#6

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「高校時代から作ることに憧れがあって…」。前代未聞のモノづくり企画、その生みの親が語った「誕生の裏話

『粋』スタッフたちは普段どのようなことを考えて誌面を制作しているのか?その姿に迫る粋web限定企画「スタッフに訊く!」。

#6のテーマは、74号に掲載の企画「いつも締め切りに追われている『粋』スタッフも運動部みたいに応援されたいので横断幕を作ってみた」。これまでの『粋』の歴史上でも画期的な「ものづくり」の企画はいかにして誕生したのか?その生みの親である、企画部スタッフ・ちーさくが語ります。聞き手は同じく企画部の村尾でお送りします。

先輩方の「本気度」に驚くなかで

―そもそも、『粋』に入ろうと思った理由は何でしたか? 

最初に『粋』を知ったのは、名大のサークルが多数掲載されている冊子(文サ連報)を読んでいた時でした。「こんなサークルもあるんだ!」と思いましたね。ただ、他にも入ろうか迷っているサークルはあったのですぐに入ることを決めたわけではありませんでした。

『粋』に入るのを決めたのは1年生の春学期が終わったあたりです。ちょうど私が大学に入学しようかという頃に新型コロナウイルスの流行が深刻化し始めたこともあって、春学期中は結局どこのサークルにも入らずに過ごしたのですが、春学期が終わるころに、ふと「さすがにこのまま何もしないでい続けるのはちょっとまずいな」という思いに駆られました。そこからは半ば勢いで入部を決めましたね。私は企画部ですが、どちらかと言えば、文章を書きたくて…というよりは雑誌を作りたくて『粋』を選んだところが大きかったと思います。

―これまでスタッフとして活動をしてきて感じたことはありましたか?

自分自身が「気になるし入ってしまえ!」と勢いで入部したからか、最初は周りの先輩方の本気度に度肝を抜かれましたね(笑)。どの企画を誌面に載せるか決めるためのプレゼンでも、初めて参加したときは何もわからない状態で「こんなことをしてみたい」と漠然と思ったものを出していた節があったので、他の先輩方の作り込まれたプレゼンに驚かされっぱなしでした。

その後に行われる、プレゼンで通った企画の内容をより詰めるためのミーティングでもただただ先輩方に圧倒されていました。「大学のサークルは結構緩いらしい」という話をどこかで聞いて、そう思っていたこともあって、本気度の高さには驚かされっぱなしでした。ただ、そんな環境下で刺激を受けるうちに、私もみんなと同じように頑張らなくちゃな、と思えるようになっていきました。

はじまりは、「応援する側だった」高校時代の経験

―『粋』に入ってすぐの自分は、約1年後にこんな企画を作っている未来の自分をどれくらいイメージできていましたか?

全く思っていませんでした。横断幕が欲しいなあ、とは漠然と心のどこかで思っている節がありましたが、まさか実現できると思っていなかったので、今はそういったものを作らせてもらえてありがたいな、と思っています。

―横断幕を作りたいと思ったきっかけは何でしたか?

私は高校時代に吹奏楽部に入っていたので、野球部をはじめ、運動部の応援に行って演奏する機会が多かったんです。そういった試合で掲げられている横断幕を見て「かっこいいな」と思ったのがきっかけですね。吹奏楽部はどちらかといえば応援する側が多くて、応援される側ってあまりないじゃないですか。だから、「私たちもああいうものが欲しいな」という思いを漠然と抱えていました。今思うと、原点はそこだったと思います。

Tシャツに関しては、せっかくだから横断幕以外にも何か作りたい…と考えたときに、ふと「ユニフォームではないけれど、お揃いの服があれば嬉しいかな」という考えが浮かび、作ることに決めました。

―制作していて、一番嬉しかったことと、一番きつかったことは何でしたか?

一番嬉しかったのは、実物が自宅に届いて、それを手に取ったときですね。それから、デザインを担当してくれたスタッフには漠然としたイメージで「こんなものを作ってほしい」と伝えていたので、それを基に考えてもらったデザインを見て方向性が定まっていくのを実感したときも、ワクワクしましたね。

一番きつかったのは、0からデザインを考えなければならなかったところです。企画を考えたときは「横断幕が欲しい!」という漠たるイメージはあっても、「こうこうこういった感じの横断幕が欲しいんです!」という具体的なイメージ像があったわけではなかったので、制作チーム内外のスタッフからアイデアを貰いながら実際のイメージにそれを落とし込んでいく作業は大変でした。

アイデアが実際に形になる喜び

―制作中に一番こだわったポイントはどこでしたか?

 できるだけたくさんの人のアイデアを取り入れるようにしたことです。できるだけいいものを作りたかったですし、せっかく『粋』の横断幕を作るのならばみんなの意見を取り入れたものにしたい!という思いが強かったです。

―初めて完成品を見た時の感想はどうでしたか?

事前にサイズを概算して「これくらいかな?」という目星はつけていたのですが、実際にはそれよりもだいぶ大きくてずっしりとした重みがあり、しかもデザインイメージがほぼイメージ通りに印刷されていたので、そこには感動を覚えました。

―この企画を通じて学んだことはありますか?

アイデアを実際に形にしていくことの素晴らしさを身にしみて感じました。その過程で、『粋』編集部内外の様々な人の助けを借りながら困難を乗り越えたことで、人の温かみも再認識できました。

その一方で、意見やアイデアを組み合わせてゼロから何かを形成すること、それから、自分の頭の中のアイデアを正しく伝えて実際にものを作っていくことの難しさを痛感するよい機会にもなりました。

『粋』は刺激を受けて成長できる場所

―これからの編集者生活の展望はありますか?

これまでの編集者生活では、様々な人に会って、いろいろな場所に行って…という経験をたくさんしてきました。それらは私にとってとても良い経験になっています。これからも、もっと知らない世界を知りたいですし、行ったことのない場所にも行きたいと思っています。

―あなたにとって、『粋』とは何ですか?

刺激を貰える場所ですね。決断力があって尊敬できる仲間と共に制作を続ける中でたくさんの気づきがあって、自分にとって大きくプラスに働く、成長できる場所だと思います。

読者の皆様のおかげで『粋』がある

―スタッフの仲間たちに伝えたいことはありますか?

私は、同期の仲間たち全員を尊敬しています。みな『粋』に対する姿勢が凄いと思える人ばかりで、より良いものを作っていこうという気概に満ちていて、見習わなくちゃな、と思う面がとても多いです。それでいて、優しくかかわってくれて嬉しいですし、刺激を貰っています。みんなと同じ代で良かったと伝えたいですね。

後輩たちとはもっと話をしたいです。オンラインでの活動が長くてわからないことを聞きづらかったかな、とも思いますが、それでも『粋』を好きでいてくれて、さまざまな意見を出してくれることに感謝しています。これからの『粋』も安泰だな、と思いますね。

―読者に伝えたいことはありますか?

『粋』を作って発行できるのは読者の皆様のおかげなので、そこについて何よりも感謝をしています。いつもありがとうございます。私が携わるのはあと3号ほどですが、『粋』はこれからも楽しい企画、ためになる企画を皆様にお届けし続けていきますので、これからも『粋』をよろしくお願いします。

インタビューを終えて―聴き手・村尾のひとこと―

「スタッフに訊く!」担当者よりお知らせ

当連載では、内容の向上や今後の企画の参考とするため、読者の皆様にアンケートへのご協力をお願いしております。『粋』は読者の皆様のご支援があってこそ成り立っており、皆様の感想は我々スタッフ一同にとっても大きなモチベーションになっておりますゆえ、ぜひとも感想をお聞かせいただければと思っております。よろしくお願いいたします。

「スタッフに訊く!」読者アンケートの回答はこちらからどうぞ!

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村尾 佳祐

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